蓄電池の補助金の探し方|国は終了、自治体は3層で

蓄電池・太陽光

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蓄電池の補助金の探し方は、「国・都道府県・市区町村」の3層に分けて考えると迷いません。ただ2026年8月現在も、家庭用の国の補助金は受付を終えたままです。ここ、いま一番誤解されているところです。順番に見ていきます。

まず結論:国の家庭用蓄電池の補助金は終了しています(2026年8月時点)

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イメージ(AI生成)

国の家庭用向けは「令和7年度補正 家庭用蓄電システム導入支援事業(DR家庭用蓄電池事業)」といいます。経済産業省の事業を、環境共創イニシアチブ(SII)という団体が運営しています。

公式サイトによれば、公募は2026年3月24日に開始し、5月29日に終了しました。交付申請額の合計が予算に達したためです。公式には「公募の再開を行う予定はありません」とも明記されています。対象製品・共同実施事業者・蓄電池アグリゲーター・小売電気事業者、いずれの新規登録も止まったままです。

すでに申請を済ませている方向けには、審査の進み具合が公式サイトの新着情報で随時案内されています。これは新規申請の話ではなく、既存の申請の審査状況の話です。ここを混同しないよう気をつけてください。

前年度も同じことが起きています。令和6年度補正の同事業は、2025年7月2日に予算到達で終了しました。2年続けて、年度の途中で締め切られているわけです。次回分(令和8年度以降)の公募時期・予算額は、この記事の時点でSII公式サイトに正式な発表がありません。「もう始まっている」「もうすぐ始まる」と案内する業者サイトが見つかっても、それだけでは判断材料にしないでください。

検索するとまだ「受付中」と書いてある解説ページが残っています。制度の生死は、必ずSIIの公式サイトで確認してください。ここだけ押さえておけば大丈夫です。

年度 公募開始 公募終了(予算到達) 受付期間の目安
令和6年度補正 2024年度内 2025年7月2日 約3か月
令和7年度補正 2026年3月24日 2026年5月29日 約2か月

参考:SII「令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業」公式サイト(2026年8月16日時点の掲載内容を確認)

では次にどこを見るか:都道府県と市区町村

国が閉じていても、自治体の制度は動いていることがあります。補助金は次の3層で考えます。

実施主体 確認先 2026年8月時点の状況
経済産業省(SIIが運営) SII公式サイト 受付終了・再開予定なし
都道府県 各都道府県 県の環境・エネルギー関連課 自治体ごとに異なる(要確認)
市区町村 各市区町村 市役所・区役所の担当課 自治体ごとに異なる(要確認)

金額も条件も、お住まいの地域によってまったく違います。制度そのものが無い自治体もあります。都道府県と市区町村の併用ができる場合もありますが、財源が国庫だと併用不可になることもあります。可否は必ずお住まいの自治体の窓口でご確認ください。

自治体の補助金を10分で探す手順

探し方にはコツがあります。あわてなくて大丈夫です。

手順 やること チェックポイント
1. 検索する 「(自治体名) 蓄電池 補助金」で検索 出てこなければ「再生可能エネルギー 補助」「ゼロカーボン 住宅」でも試す
2. 要綱PDFを開く ページ本文よりPDFのほうが正確 受付期間/予算の残り/申請前着工の可否
3. 着工タイミングを確認 契約・工事の前に申請が必要か 先に契約すると対象外になる制度が多い
4. 窓口に電話で確認 ウェブ反映前に予算が切れることがある 担当課名・受付番号をメモしておく

1. 検索する:「(自治体名) 蓄電池 補助金」で検索します。出てこなければ「(自治体名) 再生可能エネルギー 補助」「(自治体名) ゼロカーボン 住宅」でも試します。担当が環境課とは限らず、住宅政策課や脱炭素推進室のことがあるためです。

2. 交付要綱・募集要領のPDFを開く:見るのは3点です。受付期間/予算の残り/契約や着工の前に申請が必要か

3. 申請前着工がNGかを確認する:ここが一番の落とし穴です。多くの制度は、申請より先に契約・工事をすると対象外になります。業者に「先に契約を」と言われても、要綱を読むまで待ってください。

4. 窓口に電話で1本確認する:予算の残りは、ウェブに反映される前になくなることがあります。

業者から「補助金が使えます」と言われたら

訪問や電話で「今なら補助金が出ます」と勧められることがあります。国の家庭用は終了していますから、少なくとも国の制度の話であれば、その説明は現時点の事実と合いません。

その場で契約しないでください。制度名・年度・実施主体(国か、県か、市か)を紙に書いてもらい、その名前で自分で検索して確かめる。それだけで判断がかなり楽になります。

なお、蓄電池の設置は電気工事を伴います。有資格者による工事が必要で、ご自身での配線作業はできません。

契約や勧誘で困ったとき、迷ったときは、一人で判断せず消費者ホットライン188(いやや)へご相談ください。

蓄電池選びで確認しておきたいこと

補助金の有無にかかわらず、蓄電池自体の比較は先に済ませておくと動きが早くなります。容量・出力・保証年数はメーカー公式サイトの数値で確認するのが基本です。カタログの比較検討だけなら、この段階で始めても損はありません。

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よくある質問

Q. 国の補助金が復活したら、いつ分かりますか?
A. SII公式サイトの「新着情報」に掲載されます。業者サイトやSNSの情報だけで判断せず、公式サイトで確認してください。

Q. 自治体の補助金と国の補助金は同時に使えますか?
A. 現在、国の家庭用向けは受付を終了しているため、実質的には自治体の制度のみが対象になります。今後国の制度が再開した場合の併用可否は、財源によって異なるため自治体窓口での確認が必要です。

Q. 業者が「補助金対象です」と言ってきたら信じていいですか?
A. 制度名・年度・実施主体を書面で確認し、自分でその制度名を検索して公式情報と照合してください。その場での契約は避けましょう。

今日やることは2つだけ

ひとつ、お住まいの市区町村と都道府県の名前で検索して、制度の有無だけ確かめる。ふたつ、あれば受付期間と「申請前着工の可否」をメモしておく。導入を決めるのはそのあとで構いません。

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参考:SII「令和7年度補正 DR家庭用蓄電池事業」公式サイト(2026年8月16日時点確認)/SII「令和6年度補正 家庭用蓄電システム導入支援事業」(2025年7月2日 公募終了)/消費者庁 消費者ホットライン188。制度は変わります。最新の情報は各実施主体の公式ページでご確認ください(2026年8月16日時点)。

画像:Pixabay