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モバイルバッテリーの発火事故は、気温が上がる夏場に増える傾向があります。NITE(製品評価技術基盤機構)の最新の注意喚起をもとに、夏に避けたいNGな使い方と、もしものときの対処法を見ていきます。
モバイルバッテリーの事故は夏、特に8月に多い

NITEが2026年7月15日に公表した資料によると、2021年から2025年までの5年間に通知された「リチウムイオン電池搭載製品」の事故は2,140件。このうち製品別で最も事故が多いのがモバイルバッテリーです。
事故の発生件数は春から夏にかけて気温の上昇とともに増え、8月にピークを迎える傾向があるとのことです。まだ本格的な暑さが続くこの時期、手元にあるモバイルバッテリーの扱い方を一度見直しておくと安心です。
モバイルバッテリーの事故を防ぐ「3つのC」
NITEは経済産業省・環境省など関係省庁と連携し、リチウムイオン電池の事故を防ぐための「3つのC」を呼びかけています。むずかしい話ではなく、どれも今日から意識できることばかりです。
| 賢く選ぶ(Cool Choice) | 購入前に販売事業者の連絡先や製品情報、リコール情報を確認する。表示マークが適切かも見ておく |
| 丁寧に使う(Careful use) | 高温になる場所で使用・保管しない。強い衝撃や圧力を加えない。異常を感じたらすぐ使用をやめる |
| 正しく捨てる(Correct disposal) | 廃棄時はリチウムイオン電池の使用有無を確認し、メーカー回収や自治体の回収区分に従う |
参考:NITE「『夏バテ(夏のバッテリー)』にご注意を」(2026年7月15日発表)
夏に避けたいNGな使い方
3つのCのうち、日常でいちばん見落としやすいのが「丁寧に使う」の部分です。ここ、意外と見落としがちなところです。特に気をつけたいのが次のような場面です。
| NGな場面 | なぜ危ないか |
| 車内に放置する | 夏の車内は高温になりやすく、電池が高温状態にさらされ続ける |
| 直射日光の当たる窓際に置く | 同様に高温・蓄熱の状態が続く |
| 布団や座布団の下で充電する | 熱がこもりやすく、放熱がうまくいかない |
| 落下・圧迫した後もそのまま使う | 内部が損傷していても外見では分からないことがある |
ポータブル電源も同じリチウムイオン電池を使う製品で、車内放置のリスクは共通しています。詳しくはポータブル電源の車内放置はNG|夏の高温リスクと保管法もあわせて確認してみてください。
使うときに意識したい3つのサイン
「異常」といっても分かりにくいかもしれません。次のようなサインがあれば、使用を中止して様子を見ることが大切です。あわてなくて大丈夫です。落ち着いて対処すれば防げることがほとんどです。
本体が膨らんでいる。ケースが浮いてきた、変形しているといった膨張は電池の異常を示すサインです。そのまま使わず、廃棄を検討しましょう。
異臭や異音がする。充電中や使用中に焦げたような臭い、シューという音がしたら、すぐにコンセントを抜き、安全な場所に離しましょう。
異常に熱くなる。通常の充電でも多少は温かくなりますが、持てないほど熱い場合は使用を中止してください。
これから買い替えを考えている方は、容量や充電回数の目安を防災用モバイルバッテリーの選び方|容量と充電回数の目安で確認しておくと、災害時にも安心です。
モバイルバッテリーの処分方法とリコール確認
買い替えや不要になったモバイルバッテリーは、リチウムイオン電池を使っていることを確認したうえで、メーカーの回収窓口か、お住まいの自治体が指定する回収区分に従って処分してください。自治体によって分別方法が異なるため、ごみ収集カレンダーや自治体のホームページで確認しておきましょう。
また、購入した製品のリコール情報が出ていないかも、時々確認しておくと安心です。
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まとめ
モバイルバッテリーの事故は8月にピークを迎える傾向があります。車内放置や直射日光を避け、膨張・異臭・異常な発熱といったサインを見逃さないこと。まずはこの2点から見直してみてください。処分やリコール確認も忘れずに、この夏を安全に過ごしましょう。
よくある質問
Q. モバイルバッテリーを車に置きっぱなしにしても平気ですか?
A. 夏の車内は高温になりやすく、電池が高温状態にさらされ続けるため避けましょう。降車のたびに持ち出すことをおすすめします。
Q. 本体が少し膨らんでいる気がします。使い続けても大丈夫ですか?
A. 膨張は電池の異常を示すサインの一つです。使用をやめ、メーカーの案内や自治体の回収区分に従って処分してください。


