暖房の電気代を比較|電気毛布は1時間2円以下で最安

電気代の節約

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こたつに入ったまま、うたた寝してしまった。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。暖房の電気代は、どの器具を使うかでかなり変わります。エアコンとこたつと電気毛布、同じ「暖める」道具でも、1時間あたりの電気代には大きな差があります。

この記事では、東京電力エナジーパートナーと中部電力ミライズの公表データをもとに、暖房器具ごとの消費電力と電気代を比較します。1kWhあたり31円として試算しました(中部電力ミライズの計算例にならった単価です)。実際の単価は契約している電力会社やプラン、お住まいの地域によって変わりますので、正確な金額はご自身の検針票やマイページでご確認ください。

暖房器具ごとの消費電力と電気代を比較

暖房の電気代を比較|電気毛布は1時間2円以下で最安のイメージイラスト
イメージ(AI生成)

まずは器具ごとの消費電力と、1時間あたりの電気代の目安です。同じ「暖房」でも、仕組みが違えば消費電力はかなり変わります。

器具 消費電力の目安 1時間あたりの電気代 出典
電気毛布(強設定) 50W 約1.6円 中部電力ミライズ「カテエネ」
こたつ(弱) 100W 約3.1円 東京電力エナジーパートナー
電気カーペット(3畳用の目安) 400〜800W 約12.4〜24.8円 東京電力エナジーパートナー
こたつ(強) 500W 約15.5円 東京電力エナジーパートナー
エアコン暖房(10畳用機種の例) 660W(立ち上がり時は約2,000W) 約20.5円 東京電力エナジーパートナー

数字だけだとイメージしにくいので、グラフでも並べてみます。

暖房器具ごとの1時間あたりの電気代を比較した棒グラフ
図:1kWhあたり31円で試算した1時間あたりの電気代(東京電力エナジーパートナー・中部電力ミライズの公表値をもとに作成)

電気毛布は体のまわりだけを温める器具なので、消費電力が小さく、電気代も最も安くなりました。一方でエアコンやこたつは空間ごと暖めるため、その分電気代もかかります。どちらが得というより、温める範囲が違うと考えるとわかりやすいです。

参考:東京電力エナジーパートナー「家電製品の消費電力について知りたい」/中部電力ミライズ「カテエネ」電気毛布の電気代コラム

1か月の電気代はどれくらい?8時間使用で試算

次に、1日8時間使った場合の1か月分の電気代を試算します。就寝時に電気毛布をつけっぱなしにする、日中こたつに入って過ごす、といった使い方を想定した例です。消費電力の出典は上の表と同じです。

器具 1日8時間×30日の電気代
電気毛布(強) 約372円
こたつ(弱) 約744円
電気カーペット(3畳用) 約2,976〜5,952円
こたつ(強) 約3,720円
エアコン暖房(10畳用機種の例) 約4,910円

計算式は「消費電力(kW)×使用時間×日数×31円」です。使用時間や器具の機種が変われば金額も変わりますので、この式に手元の家電の消費電力を当てはめれば、おおよその目安が出せます。

なお、この表は表示された消費電力のまま使い続けた場合の目安です。実際の器具は温度調節で出力が上下しますので、金額はこれより小さくなることもあります。

電気代そのものを見直したい方は、電気代が高い家の共通点3つと今日からの対策もあわせてご覧ください。エアコンの夏場の使い方は、エアコンのつけっぱなしは電気代が安い?夏の試算で比較で試算しています。

目的に合わせた暖房器具の使い分け方

電気代だけで選ぶなら電気毛布が有利です。ただ、実際の暮らしでは温めたい範囲や人数によって向き不向きがあります。

家族みんなで同じ部屋にいる時間が長いなら、部屋ごと暖められるエアコンが向いています。一人で座って過ごす時間が長いなら、こたつのほうが電気代を抑えやすい選び方です。就寝時は、電気毛布や電気カーペットのように消費電力の小さい器具に切り替えると、夜間の電気代を抑えられます。

ここだけ押さえておけば大丈夫です。「部屋全体か、体のまわりだけか」で選ぶと、迷いにくくなります。組み合わせて使う家庭も多く、朝晩はエアコン、日中はこたつ、というように時間帯で切り替える方法もあります。

今年の冬は暖冬傾向|気象庁の最新予報

気象庁は2026年9月18日、10月から12月にかけての3か月予報を発表しました。10月・11月の気温は北日本から西日本で平年より高く、エルニーニョ現象の影響で冬の訪れが遅れる可能性があるとされています。

参考:ウェザーニュース「気象庁3か月予報 冬の訪れは遅れる可能性 エルニーニョ現象が影響」(2026年9月18日)/日本気象協会 tenki.jp(2026年9月18日)

季節予報は今後の観測で更新されることがあります。最新の情報は気象庁の発表でご確認ください。また、暖冬傾向であっても、暖房を使う日がなくなるわけではありません。器具の選び方や使い分けによる電気代の差は、暖冬の年でもそのまま当てはまります。

なお、電気・ガス料金の負担軽減支援については、この記事を書いている2026年9月30日の時点で、10月以降の実施は正式に発表されていません。最新の状況は電気代、10月の支援は未定|11月は託送料金改定へでまとめていますので、あわせてご確認ください。

停電時にも使える暖房はある?

ここまでの器具は、どれも電気がなければ動きません。停電が重なった場合は、ポータブル電源で動かせるかどうかも選び方のポイントになります。電気毛布やこたつのように消費電力が小さい器具は、ポータブル電源との相性が比較的よい一方、エアコンは消費電力が大きく、動かせる機種は限られます。カセットガスストーブや灯油ストーブのように電気を使わない暖房手段も、備えとして知っておくと安心です。屋内で使う際は、換気を忘れないようにしてください。

よくある質問

暖房器具の中で一番電気代が安いのはどれですか?

今回の試算では、電気毛布が1時間あたり約1.6円ともっとも安くなりました。ただし体のまわりだけを温める器具のため、部屋全体を暖めるエアコンやこたつとは役割が異なります。用途に合わせて選んでください。

エアコンとこたつ、どちらがお得ですか?

東京電力エナジーパートナーの目安では、エアコン暖房(10畳用機種の例)は1時間あたり約20.5円、こたつは弱で約3.1円・強で約15.5円です。家族で同じ部屋にいる時間が長いならエアコン、一人で座って過ごす時間が長いならこたつが電気代を抑えやすい選び方です。

電気代の単価は必ず31円で計算していいですか?

いいえ。この記事では中部電力ミライズの試算例にならい1kWhあたり31円で計算していますが、実際の単価は契約している電力会社やプラン、お住まいの地域によって異なります。正確な金額は検針票やマイページでご確認ください。

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まとめ|暖房の電気代は使い方次第で変わります

暖房の電気代は、器具の選び方と使い方で大きく変わります。電気毛布は1時間あたり約1.6円ともっとも安く、エアコンやこたつは部屋ごと暖める分、電気代もかかります。どれか一つに絞るのではなく、部屋全体を暖めたいのか、体のまわりだけでよいのかで使い分けると、無理なく電気代を抑えられます。

今年の冬は暖冬傾向とされていますが、寒い日がなくなるわけではありません。今のうちに器具ごとの電気代を知っておくと、冬本番になってからあわてずに済みます。

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