防災週間にやること|1日5分でできる7日間メニュー

停電・災害時の備え

緊急時は自治体の避難情報に従ってください。

防災週間は毎年8月30日から9月5日まで。内閣府によると、昭和57年(1982年)5月11日の閣議了解で「防災の日」(9月1日)とそれを含む1週間の「防災週間」が設けられ、8月30日から9月5日という期間は昭和58年(1983年)5月24日の中央防災会議決定で昭和58年以降のものとして定められました。それ以前の「『防災の日』の創設について」(昭和35年=1960年6月17日閣議了解)は、このとき廃止されています。9月1日が選ばれたのは、1923年(大正12年)9月1日に発生した関東大震災が由来とされています。

とはいえ「1週間まとめて防災訓練」は正直、腰が重いものです。今回は1日5分でできることだけを7日間に分けたメニューにしました。まとめて30分で済ませたい方は、家庭でできる防災訓練|30分でできる家族シミュレーションもあわせてどうぞ。ここでは細かく分割して、毎日の生活の隙間でこなす方法を紹介します。

防災週間の7日間メニュー一覧

防災週間にやること|1日5分でできる7日間メニューのイメージイラスト
イメージ(AI生成)

まずは全体の流れを表で見ていきましょう。1日1項目、5分程度を目安にしています。順番はこの通りでなくてもかまいません。今日できるところから始めれば大丈夫です。

日程 やること 目安時間
1日目(8/30) 非常持ち出し袋の中身の確認 5分
2日目(8/31) 備蓄の賞味期限チェック 5分
3日目(9/1・防災の日) 家具の固定状況の確認 5分
4日目(9/2) ハザードマップで自宅のリスク確認 5分
5日目(9/3) 171・web171の体験利用 5分
6日目(9/4) 避難時の集合場所と連絡手順の確認 5分
7日目(9/5) 停電の予行演習 5分

参考:内閣府防災「『防災の日』及び『防災週間』について」「防災週間の期間について」(メニューの中身は本記事独自の目安です)

1日目:非常持ち出し袋の中身を確認する

まずは玄関や寝室に置いてある非常持ち出し袋を開けて、中身を見るところから始めます。ここ、意外と後回しになりがちなところです。

チェックするのは次の3点です。

・懐中電灯・モバイルバッテリーの電池残量や動作確認

・家族の人数分の量になっているか(子どもが生まれた・成長したなどの変化を反映)

・季節に合わない中身が入っていないか(真夏に厚手の防寒具だけ、など)

備蓄や持ち出し品の考え方は、防災の日に備蓄点検|家族の最低ラインとローリングストックも参考にしてください。

2日目:備蓄の賞味期限をチェックする

非常食や飲料水の賞味期限は、意外と気づかないうちに切れています。ローリングストック(普段使いしながら備蓄を入れ替える方法)を実践していても、年に1〜2回は棚全体を見直すタイミングがあると安心です。

今日は棚を開けて、賞味期限が近いものを手前に、まだ先のものを奥に並べ替えるだけで十分です。期限が近いものは今週の食事に使ってしまい、買い足す形にすると無理なく回せます。

3日目(防災の日):家具の固定状況を確認する

9月1日は防災の日。地震の際にケガの原因になりやすいのが、家具の転倒です。今日は家具に固定器具(突っ張り棒・L字金具・粘着マットなど)がついているか、ひと部屋ずつ見て回ります。

特に寝室と子ども部屋は優先して確認してください。就寝中は身を守る行動が取りにくいためです。固定の具体的な手順は家具の転倒防止|今日からできる3手順と器具選びにまとめています。

4日目:ハザードマップで自宅のリスクを確認する

自宅がどんな災害でどのくらいのリスクがある場所なのか、知らないまま暮らしている方も少なくないはずです。国土交通省のハザードマップポータルサイトでは、住所から自宅周辺のリスクを確認できます。

洪水・土砂災害・高潮など、地域によって注意すべき災害の種類は変わります。お住まいの自治体が独自に作成しているハザードマップとあわせて確認しておくと安心です。詳しい見方はハザードマップの見方|自宅のリスクを10分で確認で解説しています。

5日目:171・web171の体験利用をする

「災害用伝言ダイヤル(171)」と「災害用伝言板(web171)」は、災害時に電話がつながりにくくなったときの安否確認手段です。電気通信事業者協会(TCA)によると、体験利用ができるのは毎月1日・15日、正月三が日、そして防災週間(8月30日9時〜9月5日17時)などの期間です。

171は電話から「171」にかけると、音声ガイダンスに沿って伝言の録音・再生ができます。web171はスマートフォンやパソコンからインターネット経由で使う文字版です。今日は実際に家族と試しておくと、いざというときに迷わずに済みます。あわてなくて大丈夫、体験利用日に家族と一緒に触ってみるだけで十分です。

参考:一般社団法人 電気通信事業者協会(TCA)

6日目:避難時の集合場所と連絡手順を確認する

家族がバラバラの場所にいるときに災害が起きたら、どこに集まるか、どう連絡を取り合うか。これを決めていない家庭は少なくないはずです。

今日は家族で次の3点を話し合ってみてください。

・自宅から避難する場合の一次集合場所(近所の公園など)と、自宅に戻れない場合の二次集合場所(指定避難所など)

・電話がつながらないときの連絡手段(SNSの安否確認機能、5日目で試した171・web171など)

・それぞれの家族が平日にいる場所(学校・職場・保育園など)と、そこからの避難ルート

詳しい決め方は災害時の安否確認どうする?家族で決めておく3つのルールも参考にしてください。

7日目:停電の予行演習をする

最終日は、実際に照明を消して5分ほど過ごしてみる「停電の予行演習」です。懐中電灯やモバイルバッテリーがすぐ手に取れる場所にあるか、暗い中で本当に見つけられるかを確認できます。

あわせて、ブレーカーの位置や止め方も家族で確認しておくと、実際の停電・通電火災の対策にもつながります。「備えれば大丈夫」というくらいの気持ちで、あわてず取り組んでみてください。

よくある質問

Q. 7日間、順番通りにやらないとダメですか?

順番にこだわる必要はありません。今日できることから始めて、1週間のうちに7項目すべてに触れられれば十分です。防災週間を過ぎてから続きをやってもかまいません。

Q. 家族の人数が多くて5分では終わりません。どうすればいいですか?

1人5分の目安なので、家族で分担すれば全体としては短時間で終わります。子どもには持ち出し袋の中身確認、大人は賞味期限チェックというように役割を分けるのもおすすめです。

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